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NetとOffLine…スピード感覚の違いから

 昨年後半は本業ではない仕事に時間を費やして、浦島太郎になってしまいました。

 資格関連のサイトを立ち上げる仕事で、
扉ページをHTMLのホームページにして、
・5つの記事ブログを連結させ、
・週一回、講座の内容を更新していく。

 …というもので、Web の戦略的な運営展開の下準備の部分でした。

 準備だけで、どうして半年も費やしてしまったのか?
 (セッティング終了後も、記事が空白のままですね)

 私は打ち合わせも含めて5日間の仕事と見積もっていましたが、すんなり行かない。
 その過程で、いろいろと深く考えさせられることがありました。

 最初の顔合わせが8月15日、猛暑日の中、新橋駅に降り立ちました。
 打ち合わせは、30分ほどで終わってしまいました。

 言葉で説明しても分からないことが多かったので、
 細かいことは分からなくとも、サイトを作って運用するには差し支えない…
 ということで、とりあえずサンプルページをアップすることにしました。

 翌日、私は扉ページをアップロードして、連結するMTブログも5つセッティングしました。
 ブログはアップロードしてから、テンプレートを変えるわけですが、
 扉ページを検討して、同社の他のサイトとのCI(コーポレイトアイデンティティ)や、付加機能(読者投稿のフォーラムCGIなど)などの要望を出してくれるよう、要請しました。

 サンプルページといっても、私の意識では完成版を提示したつもりであり、細かい手直しは必要かと思いますが、あとはブログのスタイルを即決めていきたい、というつもりでした。


 しかし、ここからが全然進まないのでした。

 私がサンプルページだと呼ぶのは、独自ドメインをとって、サーバーを契約して、MTのライセンスを取る、という登録関係がまだだったからですね。

 私のサーバーにフォルダを作ってアップしてある状態ですので、検索エンジンへの登録も出来ないし、インデックスされたりすると、取り消し手続きをとらねばなりません。


 このような中途半端な状態で、ずるずると年末まで推移してしまったのです。
 私は、MTやサーバー、ドメイン登録のアフィリエイトページを作り、キャプチャー画像の説明文を送り、登録を急ぐよう促したのですが…。


 打ち合わせの後で、徹夜して速攻でサイトを作り、いつでも納品できる状態にして翌日に連絡をしたのですが、半年も棚ざらしにされるとは想像もしていませんでしたね。

 検索エンジンにクロールされてインデックスされると面倒ですので、1週間ほどアップしておいて、削除して、「登録関係は済んだのか」という確認の連絡を入れると、やっていないという素っ気ない返事だけ。
 私がやれば、15分ほどの作業です。


 そのようなことを、3度ほど繰り返したときに、パソコンダウンという事態に見舞われて、この仕事はパソコンから消滅してしまいました。

 私はクリエイティブな仕事をしてきた人間ですので、同じものをもう一度作るという気持ちにはなれませんでした。

 忘れた頃に、サイト構築を続行したいという連絡を受けましたが、パソコンダウンで消滅してしまったので、他の本職のホームページ制作業者を探してくれるよう返信しました。

 神田昌典さんの言葉に、

「創業期に、自分のビジネスを大きくしていくためには、どんなに苦しくとも、喉から手が出るほどお金が欲しくとも、最初に掲げた理念や原則は歯を食いしばってでも守り通さねばならない」

…というような話がありました。(うろ覚えなので、言葉は正確ではありません)


 下請けではなく、パートナーシップが保てる仕事をすること。
 安易な安売りはしない。

 というのが、私の考えでしたから、自分が制作した仕事の売り上げを捨ててでも、ここは理不尽な下請け仕事は断る、という決断を固めていました。


 私は、この仕事を離れて、中断中だったE-Book の母体となる「人間関係調整学」というサイトを制作して、自分の思索を深めていくことに力を注ぎました。

 そして、この仕事の問題点は、私が自分の価値観やこだわりに固執しすぎているからだ…
 ということを感じるようになったのです。

 ビル・ゲイツが言うように、
 「ネットでは思考するそのスピードで行動し、事業を展開なければならない」

 というような、考えにとらわれすぎていたのかもしれません。
 「徹夜して、速攻で仕上げたものを、半年もたなざらし!」
 …という怒りが妥当なものなのかどうか?


 以前の私でしたら、とっくに啖呵をきって、
 「オメーに食わせるタンメンはネエー!」とか、
 訳の分からんことを怒鳴っていたでしょう。


 でも、それではいつまでたっても、波長の合わない人とビジネスをすることは出来ないと思います。
 
 ということで、もう一度ミーティングをして、再度作り直すことにしました。
 これは、私が我慢強く心がけたとか、粘り強く交渉した、ということではありません。


 相手の考え方や価値観から来る性格的行動を、よりよく理解したからだとおもいます。
 人それぞれの価値観や感じ方がある、ということを理解することによって、怒ったりする理由がなくなってしまったということですね。

 そのような考え方が出来るようになると…
 ネットビジネスで、いろいろな人がいろいろなことを主張していますが、すべては自分の価値観や性格に合ったことを言っているに過ぎないな、ということが手に取るように分かってきました。

 みんな正しいことを言っているのでしょうが、受け取る側はそれが正しいかどうかではなく、自分の価値観や性格行動に合っているかどうかの方が、問題だと思います。

 マーケティングを考える上で、この部分を深く考えないと、「同類の人にしか受け入れられない」
 …というジレンマに必ず陥るでしょう。

 人の性格は9通りあるいは12種類に分類される、といいます。その存在比率はほぼ均等になるそうです。

 「ノウハウを知って行動する人は1割だ」というのは、そのような価値観と性格行動をする人の比率が1割だということなのですね。
 それ以外の人は、決断力や行動力がないのではなく、自分の価値観や性格行動に合わないと感じているからだと思います。

 それとは異なる価値観の人には、また別なアプローチの必要があるわけです。
 ワンパターンでは駄目なのです。

 現在流布しているコピーライティングやセールスレターの方法は、どんどん反応率が激減していくでしょう。それは、10分の1の購買層だけを相手にしているからです。他の人は「信用しない、行動しない」層だと捉えているからです。

 いずれ、私の構想している、人間関係調整学に基づいたマーケティング法に取って代わられるはずです。

 この課題を、今年は本格的に追求していきたいと思います。ご期待下さい。
 

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